買う目的を誤解される
布おむつ買うの忘れた!「え?」あ。「今、聞いちゃあかん事を耳に・・・」まー、隠すほどの事じゃ。「どーゆー意味?」
パパよ。もう齢80を超え、介護生活な訳。「自宅で?」ええ。最近、一人じゃ手を洗うのすら、出来ぬ身。私が全部処理してる訳。
「布おむつも、お父様用?」当然。他に誰が使う?「ごめんね、変な誤解を」別に、無理ねーわ。「けど、大変そう」日々疲れるわ。
「私、友達以上の親友だと感じ、今迄過ごしてきたけど、貴女が布おむつを買う理由すら分らず、結局何一つ理解出来て無かったと、今自覚」
大丈夫、気にしちゃねーわ。「大変ね、本当」慣れよ結局、人は順応するからさ。「順応、か」奴隷みたい、笑っちゃうわ。
「そりゃ、言い過ぎじゃ?」あら、本当の事だもの。布おむつなんか、買っちゃって。将来、子供に買う事が初めてと思いきや、まさか両親へ・・・。
私、日々無為に過ごし、生涯終えそうで嫌。「大丈夫!絶対、良縁が訪れる」何時?「へ?」希望的観測に、期待抱かぬ方が・・・。